アメリカでヒーローズのシーズン4がスタートしたときに
確かインタビューをいくつか訳した覚えがあるのですが
1つだけ取りこぼしがあったようです(申し訳ありません)
ということで、放送開始時のネタバレのないインタビューをどうぞ
ヒーローズが終了した後の(ネタバレ満載の)インタビューもありますので
それはまた追々、UPしたいと思っております
今回はコレ→Robert Knepper: ‘Heroes’ New Cryptic Carnie
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もしこのブログが初めてで、過去のインタビューを読みたいなと思われたら
(そんな懐の深い方がおられたら)
こちらへどうぞ→I Surrender・・・ カテゴリ:インタビュー訳(エキサイトブログ)
なお古い記事ほど、訳が怪しくなるのは許してやって下さい(笑)
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※( )は元の文章にあった記述 [ ]は私が勝手につけた補足です
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いいえ、ロバート・ネッパーの正式なミドルネームは「T-bag」ではありません。でもプリズンブレイクでのネチっこい南部出身の囚人は、多くのテレビ視聴者には2人の区別が出来ないほど、印象深いものを作り上げました。
幸いにもネッパーのヒーローズでの名演技は、彼とセオドア・バッグウェルの幻影とを結び付けている足かせをゆるめ、解放してくれそうです。
実際、ネッパーはスターティングゲートから飛び出し、新しい役でとても良い仕事をしました。あなたが「あのアイラインを引いた怖い人は誰?」と聞くよりも早く、彼は単なるゲストスターの予定から、シリーズのレギュラーに昇格しました。
ヒーローズの新シーズンの今夜[第1話]のあらましは、キャストたちは日常の中でスーパーヒーローだった過去を忘れ、普通の人になろうとします。でも体が再生し、心を読み、時空間のつながりを操る能力を持ったままでは、なかなかなじめないのです。
とあるカーニバルが町に不意に現れると、カリスマティックで、衝撃的でミステリアスなサミュエルと名乗る中心人物がヒーローズたちに強い関心を示します。
[日常に]なじむのはそれぐらい。そしてカリスマティックで?衝撃的で?ミステリアスな?ネッパーの出番です。でも今頃はもう、ベテランの演技で人々をとりこにしているはずです。シリーズのレギュラーに昇格したというニュースはおそらく自然に決まったのでしょう。
確かに、いやたぶん彼の第一印象は「悪役を演じるのが上手い人」でしょう。でも彼のハッピーダンス[喜びのダンス]はとてもステキなんです。
俺はいつもハッピーダンスをするんだ。ゲスト出演の役をもらった時でもね。どんな役者だって、自分たちが働けることをありがたく思っているはず。俺はゲスト出演だろうと、レギュラー出演だろうと、同じことをする。仕事が決まったら、こんなふうに“ヤッター”って。その後は普段やっていることに戻らなければいけないんだけどね。“よし、でっかいパーティをやろう!”みたいなそこまでのものじゃないけど、ちょっとしたパーティを開くようなものさ。俺は喜ぶし、嫁さんは安心するし、それにプロデューサーやネットワークやスタジオの上層部から評価されていると分かってうれしいよ。
新シーズンのヒーローズの予告編を見てみると、サミュエルは少し復讐めいたことを口にしています。彼は誰を狙っているのか、ネッパーは話す気がありますか?ない?うーん…試す価値はありました。
君のために喜んで新しいエピソードを撮影したところなんだけど…すごい事実が発覚するよ。本当にこれ以上は言えない。だって彼が復讐について話したとき、大体1つのことを想像するだろう?でも(10話か11話くらいで)彼が復讐するのは全く違う人だって分かるよ。もう、めちゃくちゃショックだって。
彼が脚本から受けたショックを想像するのは難しい。でもネッパーはそういうやり方が好きだと断言します。
“シーズンが[この先]どうなるのか、知りたくならない?”って聞いてくる人もいる。でもどう考えたって、1話分の中で何が起こるのか、俺は知ってるわけで…。でも時には、2~3話以上先は知らないほうが良いことだってある。実際に演じているのは、今その瞬間なんだから。脚本にある“復讐”っていう文字を見たときに、わざわざ脚本家たちに電話して“これは誰のことを言ってるの?俺は誰に復讐しようとしてるの?”なんて聞かなかった。彼らは答えをくれただろう。でも自分のパートは知りたくないんだ。10話目で分かった。それは全然違う誰かだよ。思い浮かぶ人はいたけど、俺はずっと隠してた。それに、俺は本当に誰だか知らなかったんだ。隠していて、かえって良かったよ。いずれにせよ納得がいくのならね。復讐は、復讐なんだよ。
自分が傷つけられたら、俺はやり返す。[その相手が]友達じゃなくて自分の母親だと分かったら、全然変わってくるかもしれないだろう?そうなると、[興味に対して]温度差が生まれる。でも、もし秘密を保ち続けることができたら、視聴者は“えっ!サミュエルは(レギュラー)キャラの一人を狙ってるの?まさか、サイラーじゃないよね?デカイ戦争になるわけ?”って言うんだ。君が役者に(視聴者の一人として)質問するということは、君の中でドラマが生き生きと脈打っているということなんだと思う。[作品に対する興味を失っていないということだ]
ネッパーは問題がどこにあるのか(ストーリー関連なのか、シリーズ全体なのか)に関係なく、今この瞬間を生きるということを固く信じている人です。やはり、過去数シーズンにおいてこのドラマが苦しんでいることは明らかです。自分の役がこのドラマを復活させられたらいいという話になりましたが、彼の返答はハッキリしないものでした。
ワールド・シリーズには勝ちたいけど、[今から]6回戦のゲームのことなんて考えられないだろう?俺は打席に立って、今すぐボールを打たなきゃならない。もし次のゲームのことなんて考えてたら、頭にボールが当たってノックアウトされてしまうよ。
彼がカーニバルの人間であることで、一部の視聴者はすぐにサミュエルをすごい悪人だと決め付けるでしょう。カーニバルで働く人よりも、もっと危険な匂いがついて回る職業はごく少数です。(実際、チルト・ア・ワール*1を動かしている人をじっくり観察したことはありますか?)でもネッパーは彼らがそのようないわれのない非難を受けるのはおかしいと言います。
うーん、それは単なるイメージだと思う。彼らはあちこち移動する人だし、ひょっとしたら俺たちの頭の中で“彼らは定住することがないし動き回ってるから、責任ってものを取らなくていいんだよな”なんてことが浮かんだかもしれない。固定観念は、彼らにはそぐわないものなんだ。それを取り去るために俺たちは一つの要素を付け加えようとしてる。彼らは家族であるということ。そしてひどく傷つけられ、他の家族よりもつらい思いをしている。今はちょうどそのきっかけなんだ。その反面、彼らはとても個性豊かなんだよ。
ハリウッドではディーバの[変な]振る舞いに誰も驚かない。(むしろニュース素材としてはオイシイ)ネッパーはエキストラたちを避けて、自分のトレーラーに隠れるような人ではありません。
ビル(ウィリアム)・フィクナーと俺はプリズンブレイクで一緒だったんだけど、俺たちは100人のエキストラが囚人になって待ってる部屋に入るんだ。(ピーター・ストーメアも同じ)で、ただ行って、みんなと話をするんだ。エキストラ全員と話をするのはヒーローズでも同じさ。
少数のラッキーなヒーローズのエキストラたちは、セットの中のフレンドリーな雰囲気を超えて、ほんの少しだけ成功者の体験が楽しめる場合があるようです。
カーニバルの小さな入口があって…そこには大きな旗がある。その中の一つは俺で、もう一つはドーン・オリヴィエリが演じてるリディア。そしてレイ・パークが演じてるエドガー。ほら、[旗に描いてる]“彼が歩いてる!、彼女が話してる!”[こういうのって]カーニバル独特のものじゃないかな。でもさ、そこには一人のエキストラがいるんだ。彼はある日仕事をしに来たんだけど、今はその彼の顔が4×10フィート[約1.2×3m]の旗になって飾られてるんだ!何が起こるかなんて、決してわからないものなんだよ。
驚くことではありませんが、ネッパーは彼のバックミラーに映るT-bagの姿が小さくぼんやりしていくことを、そんなに悲しんではいません。
俺はあのドラマも、そこでの経験も好きだったよ。でもそれを手放す時だった。新聞に[俺のことが]“かつてT-bag役で知られていた俳優”って書いてあるのを見て、そうするのがちょうどいいと思ったんだ。
“かつてT-bag役で知られていた俳優”は良いスタートを切りました。元プリズンブレイクの監督は彼の新しい役を見て、ネッパーだと全然分からなかったそうです。
俺たちはプリズンブレイクでブライアン・スパイサー*2と一緒だった。彼が監督したのは1~2話で、今はヒーローズの次のエピソードをやってる。
彼は最高に褒めてくれたんだ。昨日セットで会って、彼が“これまでのシーズン4をずっと見たんだけど、第1話の半分ぐらいで気づいたよ、ああ、ネッパーだ!T-bagだ!”で、俺は言ったんだ。“そうだよ!”って。
*1 チルト・ア・ワールは遊園地などでの乗り物の一種
「Tilt-A-Whirl」で画像検索してもらうとすぐに分かります
*2 ブライアン・スパイサーさんはすごい数のドラマを監督されていますよ
→Brian Spicer (imdb)
プリズンブレイクではシーズン2の第3話、シーズン4の第6話
ヒーローズではシーズン4の第10話です
そういえばネッパーさんはSONAの囚人たち(エキストラ)から気に入られてたという話があったな…
大人数で何を話してたんだろう?気になります
たまにプリズンブレイクの話がポロッと出ると妙に嬉しい(笑)
インタビューの中でカーニバルの旗について触れられていますが
ドラマをよ~く見てると、ちょくちょく背後にキャラの旗が出てきます
(シーズン後半に多い)
リディアの後ろにリディアの旗があったり…
ちょっと気にしてみると面白いかも
あ、それから
ネッパーさんのミドルネームは“T-bag”ではなく、“Lyle(ライル)”です(笑)
Lyle…(*´Д`)ハァハァ
ダンスか〜テンション高いなぁ。私が思ってるよりずっと可愛いヒトなんでしょうね・・・。
返信削除>嫁さんは安心するし
ちょっと笑ってしまいました。確かに大事なところですよね(^^)
aguriさん
返信削除「happy dance」はひょっとしたら別の意味があるのか?
と調べたんですが、特に何もなかったんですよ(笑)
まぁ、冗談ぽくちょっと踊ってるんだと思われます(たぶん)
ネッパーさんは仕事が決まると踊る…
想像したらちょっと可愛いかもしれん(*´ー`*)
私も嫁さんの話は笑ってしまいました(正直すぎる!)
安心させるのはすごく大事ですよね
これからも踊りまくって欲しいなと思います(笑)
プリズンブレイクの監督が気づかなかったなんて
返信削除凄いですね。相当違って見えたのかな?
>“かつてT-bag役で知られていた俳優”
という事はアメリカでは既にネッパーさん=T-bag
ではなくなっているのでしょうか?次の役に向かうには
正に「ちょうどいい」のかもしれませんね。
そしたらまたハッピーダンスが踊れるよ。ヤッター!!
>次のゲームのことなんて考えてたら、
>頭にボールが当たってノックアウトされてしまうよ。
濁しているようでいて良い返答ですよ、コレは。
例え最下位であろうと全力で試合に臨まななければ
チーム全体が死んでしまいますから。
プリズンブレイクの話はやっぱり嬉しいですよね。
マホーン、アブルッチ!なんだか懐かしい…
玉子酒さん
返信削除かなり違って見えたのかな?
第1話の登場の仕方は…そう見えるかな??
(´ε`;)ウーン…(笑)
>“かつてT-bag役で知られていた俳優”
(誤解を恐れずに言えば)
そういうふうに過去の人扱いされるのがイヤだ!
という理由もあるのかも
ヒーローズの仕事をサッと決めたのは、
そういう背景もあるんですね
>濁しているようでいて良い返答ですよ、コレは。
訳しながら、「いや、質問にはキチンと答えてるよ!」
などと記事を書いた人にツッコミを入れてました(笑)
こんなに明確な答えをくれてるのに…
つまり、“ゴタゴタ言っても、今目の前にあるものを
全力でやり切るしかねぇじゃん”
という意味かな? 私はそう受け取りました
>例え最下位であろうと全力で試合に臨まななければ
>チーム全体が死んでしまいますから。
俳優の仕事って、全力でやらないと
自分の周りの人にはもちろん、
観てる人にも画面から伝わってしまうので
とても怖いですよね
もっとPBの話をしてくれ!なんて、
ドラマが終わってから、
なかなか言えないようになってしまいましたね
正直、もっと聞きたい…(笑)
アルマゲドンのコンビがどんな感じでエキストラたちと
会話してたのか、ちょっと見てみたいです
(´ε`;)ウーン…ですか。やっぱり(笑)
返信削除もしかしたらT-bagには見えないかもしれないけど
ネッパーさんだとはわかりますよねぇ??
>そういうふうに過去の人扱いされるのがイヤだ!
ああ~、なるほど!
マイケル・マドセンのジョークを思い出しました↓
「俺は今だにMr.ブロンド(レザボアドックス)だから
墓石にはMr.ブロンドと彫った方がわかりやすそうだ」
>目の前にあるものを全力でやり切るしかねぇじゃん
私もそう受け取りましたよ~。
役に入り込むネッパーさんにはアスリート魂を
感じてます(笑)
あ、私は決してHEROESが最下位だと言っている
訳ではありませんので、なんか失礼しましたです。
アルマゲドン、昨日やってましたね(笑)
玉子酒さん
返信削除はい、T-bagだとは分からなくても、
ネッパーさんだ!と一目で分かります(笑)
>「俺は今だにMr.ブロンド(レザボアドックス)だから
>墓石にはMr.ブロンドと彫った方がわかりやすそうだ」
これはかなりの自虐ギャグですね~
作品を見てる私らにしてみたら、その俳優が誰なのか、
代表作をあげて説明したらとても分かり易いんですが、
俳優にしてみれば、不本意に感じる人もいる…
ある意味、その俳優自身が現状に決して満足していないという証拠ですよね
(まだまだ演じることへの意欲が枯れてないというか)
何となくそんな気がするのですが、どうでしょう?
でも裏を返せば、代表作があるのはとても素晴らしいことだと思います
>あ、私は決してHEROESが最下位だと言っている
>訳ではありませんので、なんか失礼しましたです。
いえいえ(゚∀゚ 三 ゚∀゚)、とんでもない
全然そういうふうに受け取ってないですよ 大丈夫です!
>役に入り込むネッパーさんにはアスリート魂を感じてます(笑)
本当だ!アスリート魂だ(゚∀゚)
なんかこう、“熱い”んですよね?(笑)
忙しい人用のアルマゲドン、見ました(笑)
>何となくそんな気がするのですが、どうでしょう?
返信削除>代表作があるのはとても素晴らしいことだと思います
そうですね。クリストファー・ロイドもずっとドクだけど
彼を見ているとそんな気がしてきます。
逆にちょい役でも一目で分かりすぎる人もいますよね。
私はスティーブ・ブシェミを見つけると「あっ!ブシェミ!」
と喜んでしまうのですが、これは役柄よりも本人の
イメージが強すぎる為でしょうか(笑)
どっちのタイプにしろそれはそれでいい事なんだと
思っています。
>全然そういうふうに受け取ってないですよ
ホッとしました(笑)
玉子酒さん
返信削除>そうですね。クリストファー・ロイドもずっとドクだけど
>彼を見ているとそんな気がしてきます。
あ、とても分かり易い
出演作品の数も多いし、どれもスゴイんですが、
やっぱりみんながすぐに思いつくのはBTTFのドクなんですよね
スティーブ・ブシェミはもう…
役というよりも、本人の個性が濃厚!(笑)
「超!性格俳優」というか
あの存在感は、役を自分の方へ引きつける才能がすごいのか、
それとも、そういう役ばかりオファーされるのか、
一体どっちなんでしょね?
私も画面でブシェミを見つけては、喜んでますよ~(笑)
そうですね
どちらのタイプにしろ、俳優は俳優
それでいいんですよね(´ー`)