2011年3月5日土曜日

インタビュー 28

このタイトルで記事を書くのは久しぶりですね~
訳したかったものを訳せず、能力不足という分厚い壁にブチ当たって自信を無くしておりました(笑)
でもまた性懲りもなく始めてみます
だって日本語で読みたいもん!ヽ(゚∀゚)ノ

今回のインタビューは少々古いですがコレです
Robert Knepper Talks Reprising T-Bag on BREAKOUT KINGS, Guesting on SHAMELESS (Give Me My Remote)

この記事の話題は主にT-bagの復活についてです
仕事観についてもいろいろお話されています
最後の方にShamelessの話もありますが、以前に記事にした分と内容がダブります
お許し下さい
ちなみに、このインタビューは1つの回答の中でも話題がコロコロ変わります
少々分かりにくいですが、そういう仕様ということで…

では、下↓の続きを読むをクリックしてください 長いです!
 


ドラマが終わると大抵のキャラクターたちはDVD化されるか、他の放送局に追いやられていきます。最後に画面が暗くなり、その後はどうなるのか?
私たちにできるのは、思いを巡らせることだけです。
しかし、もうすぐA&Eで放送されるBreakout Kingsはそれを一蹴します。そしてプリズンブレイクの視聴者にお気に入りの1人の近況を知るチャンスが与えられる。
T-bagです。
そう!Breakout Kingsのエグゼクティブ・プロデューサー、ニック・サントラとマット・オルムステッドのおかげで、ロバート・ネッパーが新しいドラマに出演します。特に1年半もの間、テレビでT-bagを見ずに過ごしてきた私たちにとってすごいことです。
私たちはT-bagへの復帰と、Showtimeで新しく始まるShamelessへのゲスト出演、そして他の予定についてネッパーと話しました。

それで、T-bagなんですが…、この頃彼は何を企んでるんですか?
俺がT-bagをもう一度演じるにあたって唯一の条件は、彼ら(脚本家たち)がT-bagを殺さないということだった。ニック・サントラ(彼はプリズンブレイクで気に入っている脚本家の一人)からの返事は「大丈夫。君がT-bagを殺すことは決してできないように、誰もT-bagを殺すことなんてできない」と書いてあった。すごいことになりそうだね。彼らとはとても信頼し合える仲なんだ。4年間も一緒にやってきたわけだし、いつも互いにやり取りして前向きに話し合ってきた。彼らには全幅の信頼を置いてるし、彼らがやることに対して俺は何も心配していないんだ。

一話だけの出演か、何話か連続して出られるのですか?
一話だけだと思う。それに、プリズンブレイクの他の役者たちも(出演することがあるなら)その方がいいだろう。アマウリー・ノラスコ(スクレ役)とはCHASEで一緒になったけど、他のみんなとは長いこと会ってないね。彼らがどこに行こうが俺には分かる。そういうもんだよ。このドラマと役柄(T-bag)はずっと俺から離れないだろう。それに再び彼を演じるわけだから、少し長くなるね(笑)
プリズンブレイクは終わったけれど、忘れられてはいない。このキャラクターも消えてはいないし、もちろん忘れ去られてもいない。やってみないと何とも言えないけど、ドラマの成り行き次第では、俺たちは彼のドラマをやりたいんだということを知ってもらえるんじゃないかな。分かんないけどね。
このことは自分のキャリアを台無しにしてしまうかもしれない。でも俺はT-bagを演じるのが大好きなんだ。すごくユーモアがあってズル賢くて複雑なキャラクターで、人をものすごくびびらせているのに、それでもみんなに愛されている。

ええ、確かに彼は視聴者と結びついてますよね。それに古い友人の近況を知るのは嬉しいものですよ。
そうだね(笑)

もし彼が友達だとしたら、部屋で2人きりになるのはイヤというか…
うん(笑) 正直に言うと、もし君がT-bagとレット(クリミナル・マインドのイカレたキャラ)のどちらかと部屋にいろと言われたら、T-bagを選ぶと思うよ。

たぶん、どちらと一緒でも心配になりますよ!
復活後のT-bagにはどんなことが起こって欲しいですか?
いい質問だね。今ちょうどジョン・ウェルズ*1の新しいドラマ(Shameless)を撮ったところなんだ。俺はコメディに出るのがとても好きだし、[Breakout Kingsの]撮影は12月以降だから、それまでT-bagのことは全く考えられないよ。でもさ、面白いシーンがあって、「あ、役の勘が戻ってきた!」とか、こういうのはあって欲しいね。
大抵の人はドラマ(プリズンブレイク)のシーズン1が好きだって言う。それか、シーズン2かな。でもシーズン1は本当に素晴らしかったよ。できればその要素が全部残ってたらいいんだけどね。
彼(T-bag)が威張りながら一般房を歩いていくんだ。血の気の多い連中と列を作ってさ。
彼ら(作家たち)にはやって欲しいし、彼らならやるだろうって分かる。彼らが生み出したものを俺は作り直したんだ。彼らと同じくらい責任を感じてるし、敬意を払ってる。
T-bagのスピンオフを製作してくれることへの望みも、そこには含まれてるんだけどね。
俳優として俺が意識しているのは、自分にできる事がいかに少ないかということを、常に気遣うことなんだ。4年間演じてきた中で、俺はその考えを続けるのではなく、捨て去ろうとしたのは良かったと思う。最初は自分が何をしようとしてるのかそれすら分からなくて、それですぐにやってみたんだ。
ずっとドラマティックな展開というわけではなくさ、彼らがあんまり目立たない地味な方へ俺をやってくれるのを期待してるよ。T-bagは逃走中なんだから。逃走中なのに人前で「俺を見て!」なんて言わないし、少しでも身を隠しておきたいだろう?
でも彼には圧倒的な愛すべき、そして憎むべき部分がある。彼は黙ってなんかいられないからね。

T-bagを見るまで、まだ確証を持てないのですが。
そうだね。いつだったかな…何年か前にバリー・コービン(Barry Corbin)*2からこんな話を聞いたのを覚えてるんだ。
彼はドラマ、Northern Exposure(邦題:たどりつけばアラスカ)の中でも年長の俳優でね、ドラマの数人の若い俳優と昼食を取っていたんだけど、そのうちの一人が別の俳優の方を向いてこう言ったんだ。
「俺はこの役をやりたいのかどうか分からない。だってすごく悪いヤツじゃないか」
で、話しかけられた俳優は「自分が何をするのか気をつけろよ。キャリアにキズがつくかもしれないからな」と。
そしたらバリー・コービンが急に話し始めたんだ。
「自分の経験をひけらかすようなことは言いたくないんだが、でも言わせてくれ。君にキャリアは無いよ。今は仕事があるだけだ。これが終われば、どんどん他の仕事をしていくんだろう?君が私ぐらいかそれ以上に年を取り、自分がこれまでやってきたすべての仕事を振り返ってからこう言うんだ。“これが自分のキャリアだ”と」
俺はすごくいい話だと思う。

善人だろうが悪人だろうが、いい役はいい役なんだよ。俺はとにかく仕事が好きだ。
ずっと働いていたいし、この仕事が毎週できるなら、俺はやるよ。
Shamelessで演じた役はそんなに大きな役じゃないと思う。それでいいんだ。次から次へ役を変わっていくのが好きなんだから。いい役でさえあれば、善人でも悪人でもいい。うまく描かれているなら気にしない。俺は働き続けたいだけなんだ。
「最近、ネッパーはとても複雑な役をやらせたら、ハマるみたいだね」って言われたら、俺は彼らに向かってこう言うんだ。「ああ、いい役だよ。複雑な役ばかりだ」って。
もう自分が単純な役を演じられるかどうかすら分からないよ。

大丈夫ですよ!
ありがとう!(笑) でも今年の夏はヒーロー役を気に入ってたんだけどね。2月にBurning Daylightっていう(ジャック・ロンドン原作の)映画を撮ったんだ。本のタイトルにあるキャラクターを演じたのは素晴らしい体験だったよ。ラッセル・クロウみたいなタフな奴を演じるのはいい気分だね。[映画の中で]銃を抜いて人を脅すんだけど、彼は本当にいい奴なんだ。そこで俺は、悪い奴じゃなくてタフで強く、堂々とした人物にもなれるって感じたんだよ。
俺はJ・J・エイブラムス*3のドラマAlcatraz(アルカトラズ)にも出たいし、スコット兄弟*4の石油精製所に関する映画(地球を破壊する人間に神が復讐するというストーリー)にも出たい。こういう役をやるなんて信じられないだろう?俺がクリミナル・マインドに出演することになったときも、この役[レット]をやるなんて考えられない!って言ったんだよ。まるで墜落しかけの飛行機が突っ込んで行く最中に、乗客を生かそうとするような感じだ。

ではShamelessでも複雑な役なんですか?
[俺が演じてきた]他のヤツと比べれば普通だよ。でもドラマがヒットする大きな要因は、すべてのキャラクターに真実味があることだと思う。彼らは現実に生きていて、実在してないといけない。 彼らは互いにズルイことをやってるけど、(おかしくて)面白い。俺は他の人と同じように「これが仕事?」って思いながら、何とかずっとやってきてるけど、[やっぱり]最終的には‘コメディ’なんだよね。人が俺を見たら逃げ出すんじゃなく、笑わせることになりそうだよ。

みんな、あなたから逃げていくんですか?
いや、冗談だよ。誰も俺から逃げたりはしないけど、一瞬息を飲むことはある。
でもそれは俺がプリズンブレイクに出ていたときだけだよ。



*1 ジョン・ウェルズについてはここが詳しいです
ジョン・ウェルズ論 (Super! dramaTV)
『ER』『ザ・ホワイトハウス』を制作した 天才ジョン・ウェルズのドラマ (All About)
上にあるように、ERやザ・ホワイトハウスの大物クリエイターです
なぜShamelessが面白いのか、理由が少しだけ分かるような… 
ジョン・ウェルズについては以前にもどこかで書きましたね

*2 バリー・コービン(Barry Corbin)
若い俳優たちに含蓄ある話をされたのは、この方です
Barry Corbin (imdb)
ノー・カントリーなどにも出演されてますね

*3 J・J・エイブラムス(J.J. Abrams)
言わずと知れた、ロストやフリンジのクリエイターです
映画のフォーエヴァー・ヤングや、アルマゲドンに関わっていたとは私には意外でした
J・J・エイブラムス (ja.Wikipedia)

Alcatraz(アルカトラズ)については下にもっと詳しく…

*4 スコット兄弟とは、リドリー・スコットとトニー・スコットのことです
ネッパーさんが話しているのは、おそらくこの作品
The Grey (imdb)
2012年公開予定で、リーアム・ニーソンが主演のようですね
スコット兄弟はともにこの作品のプロデューサーです



う~ん、いろいろ気になる発言をされていますが…
まずは、Breakout KingsでのT-bagの登場は1話分だけだということ
昔の話は忘れてください(笑) T-bagは1回だけの登場です!

T-bagをもう一度演じるにあたって、少し心配していたこと(イメージの固定化)は、やはりネッパーさん自身が一番良く分かっていらっしゃる…
“T-bagをまた演じることは自分のキャリアを台無しにするかもしれない
でも、この役が好きだから演じたい!” 
とは、泣かせます…
1話だけしか登場しないというのも、そういうことだったのかもしれませんね
あと、気になるのはT-bagのスピンオフという話
これ、かなり気になるんですが、何でどのインタビュアーも触れないのか…
以前にはここでも話されています→当ブログのこの記事(Teddy's Back!! 11/7)
意地悪な見方だと思われるかもしれませんが、このスピンオフという話は
ひょっとしたらネッパーさんをこのドラマに出演させるためなのか?
それとも、1話だけの出演で視聴者が
「こんなちょっとじゃ足りないぞ!T-bagをもっと見せろ!」となるように、
飢餓感をあおる作戦でしょうか?
それ以前に、スピンオフの話は本当にあるのか? う~ん分かりません…

「俳優として俺が意識しているのは、自分にできる事がいかに少ないかということを常に気遣うこと」
この部分、分かりにくいかもしれませんが
懐かしいインタビューの中に、「厳密に言うと、俳優は脚本家が作り上げた役を再現することしか出来ないけどね」という発言があります
キャラクターは決して俳優だけのものではない、ということでしょう
こういう部分で、あ~脚本を大事にされてるんだな~ということが分かります
脚本家以外の人物が口出しし過ぎて、キャラ設定がぐちゃぐちゃになる話とか
聞いたことありますよね?(笑)
でも、その考えを捨て去るということは、
脚本は大切にしつつ、ある程度は自分のものにするということかな…
このあたりが葛藤というか何と言うか、面白いところです
__

それから、アルカトラズやスコット兄弟の映画についての部分
原文では“I’m up for JJ Abrams’ new pilot ALCATRAZ, I’m up for the Scott brothers’ new intense movie about oil refinery …”です
「up for~」には、~がしたい、~に乗り気、
~の候補になって、売りに出される、話題にあがる などのいろんな意味があります
オーディションを受けたのかな?とも思いましたが、とりあえず無難な訳になりました

アルカトラズはクリエイターが話題の人だけに、日本でもニュースになっています
『LOST』のJ.J.エイブラムスの新作ドラマ、今度の"島"はアルカトラズ島! (海外ドラマNAVI)
で、探してみたらこのドラマのオーディションを受けたらしい??記事を見つけました
去年、フランスでインタビューされたときにネッパーさんが話しています
コレです→Robert Knepper : de «Prison Break» à «Heroes» (telecablesat.fr)

結果は…だったらしい
どうやらアルカトラズのその役を演じるには、ネッパーさんは若すぎたそうです
でもJ・J・エイブラムスとはいつか一緒に仕事をするだろう、とも語っています

リドリー&トニー・スコットのThe Greyについてはまったくのナゾです
時期的に、次のお仕事情報が知りたいところです…
__

読んでいてハァ?な部分があると思います
特に、自信の無い部分は誤訳の可能性が((((;゚Д゚))))
後々訂正すると思います(笑)

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